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「サイゲームスのイラスト」という、ブランド デザイナー職対談 SHURI X YENA「サイゲームスのイラスト」という、ブランド デザイナー職対談 SHURI X YENA

「最高のコンテンツを作る会社」という
ビジョンを掲げるサイゲームス。 その熱意は、イラスト一つにも変わらずに流れている。 ここでは、イラストチームに所属する
2人のスタッフに話を聞いた。

  • SHURI
    イラストチーム イラストレーター2016年中途入社

    大学では油絵を専攻。卒業後、フリーランスを経てサイゲームスへ入社。現在はスマートフォン向けタイトルで、着彩や表情差分の制作、中間監修など幅広く携わる。

  • YENA
    イラストチーム イラストレーター2020年新卒入社

    「絵の勉強がしたい」という一心で来日。美術系の学校で、キャラクターデザイン、UI・ロゴデザイン、デッサンなど、デザイン全般について学ぶ。現在はスマートフォン向けタイトルに所属し、着彩業務を中心に担当。

お二人がサイゲームスへ入社を決めたきっかけはなんですか?

  • SHURI

    学生時代にイラストのお仕事をいただいたことがきっかけで半年ほどフリーランスとして活動していたのですが、「もっと人と関わりながら仕事をしたい」と思ったんです。外注で仕事を受けているだけだと、仕事に対する反響や意見をなかなか耳にする機会がなくて。当時からゲームの仕事には関わっていたのですが、場合によっては「どんなゲームのイラストを描いているのか」すらわからないこともありました。そのため、きちんとゲームを作っている現場の雰囲気を知りながら、一流の人たちの中でものづくりがしたいと考え、サイゲームスを選びました。YENAさんは、絵を学ぶために来日したんですよね。

  • YENA

    「とにかく絵を勉強したい!」という一心で、韓国からいきなり日本に来ちゃいました(笑)。その後、次第にゲームへの興味が生まれ、今に至ります。学生時代にサイゲームスのゲームを遊んでいて、その美しいイラストへの憧れから志望しました。

  • SHURI

    すごくわかります!私自身も、様々な作品を通じてサイゲームスのイラストのクオリティーは知っていて、「すごいコンテンツを作っている会社」というイメージでした。

  • YENA

    同じです。なので、今その一員として働いていることがなんだか不思議ですね(笑)。ただ、実際に入って実感しているのは、そのクオリティーを実現するためには作り手としての責任も伴うということです。私自身は着彩という色を施す仕事に携わっていますが、作品の世界感を保ちながらいかにきれいな色味を実現するかには、いつも悩みながら試行錯誤しています。

  • SHURI

    同じ着彩に携わる1人として、その気持ちはすごくわかります。学生時代の自分たちがそうであったように、「サイゲームスのイラスト」となると世間的な評価や注目度も高いため、色味一つひとつにもブランドに見合うクオリティーが求められます。もちろんプレッシャーもありますが、その分期待に応えたいという意欲が湧きますよね。

仕事をする上で意識していることはありますか?

  • YENA

    どれだけ小さなものでも、ユーザーのみなさんに「かっこいい」「かわいい」と思っていただくために、細かい部分までこだわることです。自分も学生の頃は、イラストを見ながら本当に足の指先一本まで全部見ていました。作り手となった今だからこそ、当時の気持ちを忘れず、どんな細かい部分も丁寧に仕上げるよう心掛けています。

  • SHURI

    わかります。ファン心理として、好きなキャラの新しい絵が出たらすごくうれしいですよね。自分もファンの1人としてその気持ちがわかるので、「がっかりさせたくない」「喜んでもらいたい」という気持ちはすごく強いです。

  • YENA

    SHURIさんは、何か意識していることはありますか?

  • SHURI

    コミュケーションを取ることです。実は、入社当時は悩みを1人で抱え込むことが多かったんです。ところが、時間が経つにつれて、「どうやらこの会社には優しい人しかいないな」と気付いて(笑)。そこから色々な悩みを相談できるようになりました。実際、先輩たちから意見を聞けるようになると、あれだけ悩んでいたことが「こんなに!?」というほど一瞬で解決できました。当時の反省もあり、今でもコミュニケーションを取ることは意識しています。

  • YENA

    そのとおりですね。自分が困ったとき、周囲に相談ができずに抱え込んでしまうと、仕事も遅くなるし気持ちも落ち込んでしまいます。やっぱりゲーム制作をする上では多くの人たちとやり取りをしなければならないし、コミュニケーションは大事ですよね。

  • SHURI

    その点で言うと、YENAさんは本当にコミュニケーションを積極的にしてくれます。入社当時からいろんなことを聞いてくれて、それで実際に成長するのが早いなと感じていました。

  • YENA

    ありがとうございます!

YENAさんは入社時はコロナ禍もあり在宅勤務だったとのことですが、そんな状況での新卒1年目はどうでしたか?

  • YENA

    オンラインで研修や先輩たちからの指導を受けましたが、不便は感じませんでした。色々なことが勉強できましたし、得られた知識は仕事上でも活きています。また、SHURIさんがトレーナーとして一年間ずっと教えてくれたので、とても助かりました。悩みをなんでも相談できる環境はとてもありがたかったです。あと、SHURIさんはフィードバックを必ず通話で返してくれたので、文章では伝えづらい内容を口頭で話せたところもすごくうれしかったです。

  • SHURI

    良かったです。フィードバックはテキストのみで完結できることも少なくないのですが、YENAさんは入社時は在宅勤務だったこともあり、「なるべく通話でやりとりをしよう」という点は、かなり意識していました。ずっと文字だけだとすれ違ったり誤解が生まれたりする懸念もありますし、体調や気分といった細かいニュアンスがお互いに分かりづらいですしね。

最後に、サイゲームスでイラストレーターとして働く魅力を教えてください。

  • SHURI

    フリーランスとして1人で描いていた頃は、自分の知識や技術だけでものを作っていたので、インプットが圧倒的に少なかったなと思います。その点サイゲームスなら、ちょっと行き詰まったときに「もっとここをこうしたら」とアドバイスをくれる人がたくさんいます。自分に思いつかなかったアイディアで絵をさらに良いものにできるこの環境は、メリットの一つだと思います。

  • YENA

    同感です。私も先輩たちからもらえるアドバイスに、いつも感動しています。サイゲームスに入る前の絵を見ると、ほんとに違うんですよ(笑)。別人が描いたみたいに変わっていて、我ながらすごく成長したと思います。

  • SHURI

    そうですよね。逆に、他のスタッフが困ったときに私がポロッと言った一言が道を拓くきっかけになれたりもしますし、お互いに良い関係性ができているなと思います。また、サイゲームスにはかなり尖った趣味や知識を持っているスタッフもいて(笑)。そうした影響を受けることで、それまで自分の引き出しにはなかった面白さを発見したり、新しいジャンルを開拓できたりと、まるで「自分の武器が増える」ような感覚になります。1人で描いていたら辿り着けない境地を目指せる場所だなということをすごく感じます。

  • YENA

    私も入社して社内の人たちから学ぶことがたくさんありました。みんなでアイディアを出し合ってチームで一つのコンテンツを制作しているという感覚も、ここに来たから味わえたことだと思います。これからサイゲームにいらっしゃる方も、この環境で一緒に成長していければうれしいですね。

※内容は取材当時のものです。